学生の意識調査より
右図は、株式会社マイナビが例年実施している内定を得た学生に対する入社予定の企業を決めたポイントに関する調査である。
1位の『志望業界だから』、3位の『志望企業だから』というものは絶対的な理由になるので太刀打ちし難いものがあるが、赤い棒グラフの『社風が良さそう』、『自分を高く評価してくれた』、『人事の印象が良い』については、完全に人事担当の手腕によるものである。
また、青い棒グラフの『仕事が面白そう』、『社会貢献度が高い』についても、会社説明会等の内容次第なので人事担当者の手腕によるところが大きい。
この結果に関しては、絶対的な理由以外は人事担当者の手腕によって大きく成果が異なってくるということを意味している。
逆に、人事担当者の手腕が低い場合、例えば、人事の印象が悪いという感想を学生が抱いてしまった場合、『この企業ダメだ』という風に思われる確率が高くなる。そうすると、複数の内定を貰っている優秀な学生からの辞退率も相当高くなることは必然的なのだ。
つまり、会社説明会や選考会で学生に接するにあたり、いかに良い会社・いい人たちと思わせることができるかがキーポイントになり、そのことを客観視すると、まさしく営業行為ということが言えるのである。
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【図】入社予定の企業を決めたポイント(複数回答可)
マイナビ調査
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